西洋理容発祥の地は横浜

日本初の理容店は明治維新の頃、1864年ファーガスンが横浜ホテルにサロンを開いたのが最初と思われます。

日本人では横浜港の開港後、小倉虎吉らが外国船に出入りして乗員の髭を剃っていましたが、日本でも散髪が流行ると感じ、外国船の西洋理髪師から技術を得ました。
明治4年の断髪令に先がけ、明治1,2年(1868,9年)の頃、小倉虎吉が外国人居留地の中国人宅の階下に開業したのが、日本人による西洋理容業の始まりといえます。

「文明開化はまず散髪から」という断髪風俗に伴い、理容店も横浜から起こりました。


(山下公園に建つ西洋理髪発祥記念の碑)

半髪頭をたゝいてみれば因循姑息の声がする
惣髪頭をたゝいてみれば王政復古の音がする
ザンギリ頭をたゝいてみれば文明開化の音がする